00年〜02年

洋楽を聴く人でずっと最新の洋楽を聴き続ける人は少ない。だいたいが自分の好きな時代というものがあって(例えば70年代前半とか)、その時代は自分が青春を過ごしたときのことだったりする。
レディオヘッドの『キッドA』が出たのが2000年だったが、私は2000年〜02年の3年間の間、洋楽を最もよく聴いていたと思う。ちょうど高校3年から大学2年くらいまでの時期だ。現代は世界的に屈指のロックバンドなっているコールドプレイの『パラシューツ』が出たのも2000年であり、99年にメジャーデビューアルバムを出したミューズとともに彼らはレディオヘッドを受け継ぐバンドと目されていた。2001年にはストロークスの『イズ・ティス・イット』が出たが、これは賛否両論だった。何だかんだ言って実験的ながらも概ね好評だった『キッドA』に比べて、このアルバムのあまりにもストレートなNY的ロックンロールは時代を切り開く音としてはあまりにも保守的に思われることが多かった。私もストロークスが果たして凄いのかどうかは考え悩んだが、『イズ・ディス・イット』のストレートな音は今聴くととても懐かしい。02年にはザ・リバティーンズがデビューし、ロックンロールリバイバルを盛り上げた。彼らの70年代ロンドンパンク調の曲も今聴くと、懐かしい。
流行歌がもたらす懐かしさを私は今でも愛している。00年〜02年は私にとって特別な時間だったと今気がつく。